※この記事は映画の重大なネタバレを含みます。
全体的な感想
『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』を観てきました〜!
まず何より、
絵が可愛い。
もう全部可愛い。
丸い。
とにかく丸い。
そして可愛い(笑)。
映画はものすごくほのぼのと始まるので、「これは安心して観られるやつだな」という感じ。
実際、難しい表現もほとんどなく、起承転結もかなり分かりやすいので、子どもと一緒に観る映画としてもかなり見やすいと思います。
というか、
普通に子ども向け映画です(笑)。
ただ、原作を知らない人は、
「なんでこの子たち喋らないの?」
「ちいかわって喋れないの?」
「なんでこんなに丸いの?」
みたいになる可能性はあるので、できれば原作を少し見てから観るのがおすすめ。
主な登場人物
ちいかわ
主人公。丸っこくて臆病だけど頑張り屋。独特の発想力もある。
ハチワレ
みんなのまとめ役。優しくて会話を引っ張ってくれる。たまに空気を読まない(笑)。
うさぎ
テンション高い。とにかくテンション高い。
モモンガ
ちょっと癖のある性格。強がりでイタズラ好き。
栗まんじゅう
酒が好き。
ラッコ
先生的な存在。最強ランカー。
島二郎
島のお店の店主。
……たぶん強い。いや、絶対強い。
セイレーン
今回の主役。人魚の親玉。明るい性格だが、ある出来事から復讐に燃えている。
ヒトハ・フタハ
島に住む兄弟。いつも2人で行動している。
ここから徐々にネタバレ
ちいかわたちは、特別な島への招待状を受け取ります。
そこには、
「島でのカンタンな討伐で100倍の報酬!」
「限定島ラーメン!」
「限定スイーツ!」
「甘いもの辛いもの全部実質無料!」
みたいな、めちゃくちゃ魅力的なことが書かれている。
そりゃ行くよね(笑)。
船で島へ向かう途中も、ちいかわが草むしりの勉強をしていたり、ハチワレがそれを褒めたりと、いつものほのぼのとした世界。
そして無事に島へ到着。
島の住民たちから大歓迎されます。
船酔いしたちいかわがヒトハ・フタハに「炭酸ない?」と聞くと、
「シュワシュワするやつ」
という説明からなんとか理解して、南国パインソーダみたいな飲み物を持ってきてくれる。
この時点では、
「平和だな〜」
くらいに思っていました。
まさかのセイレーン登場
その後も島のおもてなしを楽しむちいかわたち。
夜になって海を眺めながら、
「今日は楽しかったね〜」
なんて話していると、右側に洞窟を発見。
そして、
うさぎ、テンション爆上がり。
叫びながら洞窟へ吸い込まれていきます(笑)。
洞窟の中を、ビビりながらもオールを漕ぐちいかわ。
進んでいくと、天井が開いていて光が差し込む幻想的な空間に到着。
そこに現れたのが、
セイレーン。
いきなり襲われるちいかわたち。
うさぎが必死に漕いで逃げます。
途中でセイレーンが、
「ごめん!」
みたいな感じで謝ってくる。
どうやら話を聞くと、セイレーンにはもともと3人の人魚がいて、そのうち1人が何者かに食べられてしまったらしい。
そしてセイレーンは、その犯人を探していた。
人魚を食べると永遠の命が手に入る
ちいかわたちはある本を読むことで、その理由を知ります。
なんと、
人魚を食べると永遠の命が手に入る。
そして後日、セイレーンが島人たちを襲撃。
事情を知っているちいかわたちは和解を試みますが、いろいろあってラッコが捕まって連れていかれてしまいます。
仲間を取り戻すため、ちいかわたちはセイレーンを探します。
しかし逆に見つかってしまう。
セイレーンは歌声で巨大な植物のツルを操り、ちいかわたちを襲ってきます。
ただ、この攻撃には弱点がありました。
セイレーンから離れると声が届きにくくなり、植物の制御が弱まる。
さらに、3人の人魚が息を合わせないと完全には制御できない。
そこで、
うさぎを中心に謎のヘンテココーラス(笑)。
個人的には、この歌かなり好きでした。
なんとか人魚たちの意識をコーラスに引っ張ることに成功。
……するんですが、
いろいろあって、
ちいかわ以外全員捕まります。
なぜか植物の本数が足りなくて、ちいかわだけその場に残される。
ひとりになったちいかわ
仲間を失い、途方に暮れるちいかわ。
しかも空腹。
そんな中、島二郎という店を発見します。
入店した瞬間、
倒れる。
完全に限界です。
島二郎はそんなちいかわにカレーをご馳走してくれます。
ただし、
めちゃくちゃ辛いらしい(笑)。
でもカレーを食べて体力回復。
さらに島二郎はセイレーンの居場所に心当たりがあるということで、ちいかわを連れていってくれます。
そしてセイレーンが寝ている隙に仲間を救出。
しかし、脱出途中でセイレーンが目を覚ます。
ここで島二郎が謎の力を発動。
海中に巨大な渦巻きを作ってセイレーンを足止め。
その間にちいかわたちは逃走。
いや、
島二郎単体でセイレーンに勝てるんじゃない?(笑)
激辛カレー作戦
もちろんセイレーンはブチギレ。
そこでちいかわは島二郎のカレーからヒントを得ます。
「激辛カレーを食べさせて、喉を潰して歌声を使えなくすればいい!」
という作戦。
セイレーンが来る前に、
みんなでカレー作り(笑)。
この辺り、本当にちいかわの世界観だなぁと思いました。
そしてセイレーン到着。
カレーを食べさせる。
……
効かない(笑)。
むしろ喉の調子が良くなって、さらにパワーアップ。
「なんでだよ!」
となります。
そこで島二郎が、とっておきの激辛スパイスを渡します。
それをカレーに練り込む。
しかしセイレーンも同じ手は食わない。
口を閉じて戦う。
そこで島二郎が、
モモンガたちをセイレーンに投げつける。
いや、扱い雑すぎる(笑)。
その隙を利用して、なんとか激辛カレーを食べさせることに成功。
セイレーンは辛さに耐えきれず、顔を真っ赤にして転げ回ります。
島人たちは、
「今だ!トドメを刺せ!」
と促します。
でも、ちいかわたちはトドメを刺さない。
セイレーンは、
「もうしない、もうしないから!」
と言って海へ逃げていきます。
ここで一件落着。
……と思ったら。
ここから超ネタバレ
実は、ちいかわだけが知っていたことがあります。
ヒトハ・フタハの部屋で、
人魚のウロコを見ていた。
セイレーンとの最終バトル中ヒトハフタハは
ちいかわ達を庇いセイレーンの下敷きになった。
家に連れ帰り助けている時に
「炭酸……炭酸……」
と呟いていた。
そして単三電池を入れると、
瀕死だった方が復活。
ここで気づく。
炭酸、伏線だったんかい(笑)。
そして明かされる過去
時は遡り、回想シーン。
昔、ヒトハ・フタハはセイレーンと人魚が共存していた時代に海へ出ていました。
そこでセイレーンが遊んでいることに気づかず、ボートを転覆させてしまう。
その結果、ヒトハ・フタハの片方が溺れて瀕死に。
そこで生き物図鑑に書かれていた、
「人魚の肉を食べると不死になる」
という情報を知ります。
そしてセイレーンが寝ている隙を狙い、人魚を1人おびき寄せて殺害。
煮付けにして食べる。
一部の島人にバレかけるも、
「魚です」
で乗り切る。
そして煮付けを食べた方は蘇生。
さらに背中の下あたりに、
単三電池を入れる謎のスペースができる。
つまり、
電池交換すれば不死身。
なんで機械仕掛けやねん!!!(笑)
まあ、ここはちいかわの世界観ということで納得しておきましょう。
永遠の命がもたらしたもの
生き返った方は、その場に落ちていた本を見て、自分が何をされたのかを知ります。
そして恐怖する。
永遠の命。
つまり、
大切な人たちがどんどん死んでいって、自分だけが残される。
誰もいなくなった世界で、永遠に生き続ける。
それが怖かった。
そしてもう1人にも煮付けを食べるように強制。
2人とも不死身になります。
その後もセイレーンに襲われて、確か2人とも一度ずつやられてるんですよね。
不死身だから復活する(笑)。
結局、誰が悪かったのか
ここが結構面白いところ。
そもそもの発端は、セイレーン側に原因がある。
でも、それに対して人魚を殺して食べたヒトハ・フタハも悪い。
さらに、その結果としてセイレーンが島人たちを襲う。
つまり、
「こいつが完全に悪い!」
と簡単には言えないんですよね。
ちいかわも真実を知ってしまい、
「これ、島人たちに言うべきなのか……」
と悩む。
そして、ここでもうさぎが意外と重要。
何となく事情に気づいていて、それとなくちいかわをフォローする。
ハチワレは気づいていない(笑)。
うさぎ、
結構重要なところで活躍するんですよね。
そしてエンディング
最後は島人たちに見送られながら、ちいかわたちは島を後にします。
めでたしめでたし。
……なんですが。
最後に、
ヒトハ・フタハが無人島のような場所へ向かっている描写。
そしてそこへ、
セイレーンが近づいてくる。
ここで終了。
いや、
続くんかい!?
と思わせる終わり方でした(笑)。
まとめ
全体としては、かなり見やすい映画でした。
とにかく可愛い。
そして、ほのぼのしている。
音楽やキャラクターの掛け合いも楽しくて、基本的には明るい気持ちで観られる作品。
ただ、よく考えてみると、
人魚を食べると不死身になる。
↓
実際に人魚を殺して食べる。
↓
永遠の命を手に入れる。
↓
でも永遠に生きることが怖くなる。
という、意外と重いテーマも入っている。
それでも全体をちいかわの世界観で包んでいるので、重くなりすぎない。
そして個人的に一番好きなのは、
ちいかわはほとんどまともに喋れないのに、「ヤダ」はちゃんと言えるところ(笑)。
あれ好きなんですよね。
言葉は少なくても、
「嫌なものは嫌」
とはっきり意思表示できる。
ちいかわって、臆病だったり泣いたりするけど、最後にはちゃんと頑張る。
そこがやっぱり主人公として好きです。
そして最後のセイレーンの描写を見る限り、まだ完全には終わっていない感じ。
ヒトハ・フタハも何か責任を感じているのかもしれないし、セイレーンとの関係もまだ決着していない。
もしかすると……
続編あるかもしれませんね。
可愛いキャラクターたちが繰り広げるほのぼの映画。
……と思わせておいて、よく考えたら結構エグい。
そんな、
「ちいかわらしい映画」
でした(笑)。

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