【ざっくばらん映画レビュー】『バックルームズ(Back rooms)』最後の意味とは?考察メイン

映画

※この記事にはネタバレがございます。

さて今回はいつものざっくばらん映画レビュー記事とは違います。

今回の映画はちょっと特殊で鑑賞後にいろいろ考察する余地が残されてると感じました。

のでいつもはざっくばらんにあらすじ書きながら感想を書いてますが今回は考察をざっくばらんにしていきたいと思います。

まずは…ざっくり感想

全体的な印象としては通常の映画というよりはドリームコアの脱出系ホラゲーを鑑賞している感じ。みているうちにこちら側も現実なのか異世界なのかわからなくなっていく独特の世界観があります。

そして全てを教えてくれる映画ではないので鑑賞後にあれはどういうことだったんだと考察の余地が生まれます。この辺りは評価がわかれそうです。

最初の方はPOV撮影というのもあり画質があれなのでB級映画?ミスったかなと思いましたが、これは敢えて1990年代に合わせているようです。また中盤から終盤はこのPOVが良い仕事します。

ネットの評価は比較的高い映画なので迷っていたら観に行くのはおすすめです。

ざっと感想はこんなもんでいいでしょう。

あ、そうそう。この映画はネットミームが元になっています。そしてそのネットミームにオリジナルの設定を加えて作成した短編動画が3年前?にヒットし、その動画作成者が今作の映画を監督したそうです。ネットとの親和性高く、話題作になるのもうなづけますね。

では考察行ってみましょう!

最後の特別追加映像の意味

ここから考察は私の妄想です。合っているかはわからないので参考程度に楽しんでやってください。

16分の追加映像

本編の時系列より前の話の映像が流れます。

ただ漠然とみてると最初に流れた映像と似たような感じでよくわかりませんがよくよく考えてみると違和感に気がつきます。

クラークの家具屋にあるものが?!

映像の中で研究員はクラークの家具屋にある販促品を発見します。

しかしクラークの家具屋より前の話です。時系列的に。何故あるのでしょう?

これは私はこう考えました。

仮説1は

バックルームは人の記憶を通じて過去や未来を不完全な状態で生成する。つまり過去の映像にも未来のものが映る可能性がある。時間の概念がない世界であるということ。

仮説2は

最初の入り口はあくまでもクラークの家具屋から繋がっておりバックルームは繋がってる場所であれば過去、未来関係なく生成できる。近い場所であればあるほど生成までのスピードが速い。そのため本来過去に存在しないクラークの家具屋にあるものが生成できた。

個人的にはこっちの説よりなのかなと思ったりします。研究員と博士の会話の中でクラークの家具屋のものが違う幅で地面に沈み込んでいることを話すシーンがあります。これはバックルームが現実や未来から記憶を頼りに生成しており場所から遠ざかるにつれて生成までにラグが生じて徐々に沈み込んでいるように見えるのではないかと私は考えました。

作中メアリーの家も階層が下がっていき朽ち果てバックルームの世界に変わる描写もありました。あれの意味は映像だけなのでメアリーの心を表現したのか現実のワンシーンなのかは不明ですがバックルームのネット上の設定では階層というものが存在するためバックルームには現実の場所や記憶を取り込みパラレルワールドのように何階層にもわけて過去未来関係なく生成する力があるとみてもよさそうです。

最後のメアリーに似た…の意味

映画の最後メアリーが会話していたシーンを生成したかのような地下深くでメアリーのstill life(人の見た目をした怪物)がうなだれて座ってる映像が流れます。

これはメアリーがバックルームに入った時点で徐々に生成の準備が始まっており、逃げ切れたと思ったら逃げ切れておらず結局はMRIの会社に拘束されて過去の呪縛からも逃れていないという暗示じゃないかなと思います。

最初はメアリーが精神異常をきたしてstill lifeに変わり果てた姿かなと思いましたがクラークの件を考えるとstill lifeは本人がいても別に生成できるっぽいのでそれはやっぱ違うか、となりました。

あるいは、、、

メアリーがクラーク行方不明になった時に責任感を感じバックルームに入った後精神異常をきたし、怪物の足音を聞いた時もしくはその前からメアリーの幻覚の可能性もあります。

その場合は生きていたサイコパスクラークも生きてて欲しいというメアリーの妄想幻覚で、また襲ってきたキャプテンクラークも極度の精神疲労に陥ったメアリーの幻覚かもしれません。

入った時点で死は確定していてstill lifeに変わってしまうのかもしれません。

The end

ネットの設定でバックルームの番外階層としてThe end があります。詳しくは下記ページをご覧ください。

The End (2)
The End は The Backrooms の番外階層である。 The End は、 The Backrooms の中でも謎が多い階層の一つである。この階層については少数の情報しかなく、その性質は未知に包まれている。 The End の...

この設定によるとエンドに入ってしまった人は出れたと思ったのに別の空間に飛ばされていて結局出れずに消息を絶っています。

今回のメアリーはこの状況によく似ているなあと思います。

いずれにしてもメアリー生存説は薄いかなと思います。

可能性があるとすれば…

謎に最初から登場しまくってるメアリーこそが全ての元凶でメアリーの幻覚の中がバックルームだとすればメアリーは生きていますってのもあり得ますね。(ワンピースの歌姫ウタも似たようなシーンがあったような無かったような笑)

まあしかしネットではバックルームは実在する説が濃厚なのでメアリーは、、、笑

ということにします笑

クラークは何故?

クラークは何故キャプテンクラークに喰われたのか?

これはキャプテンクラークがクラークのstill lifeでクラークの変わりたく無い、常に他責という内面を具現化しており、メアリーに諭されて自分も悪いと半分認めたからだと思います。

キャプテンクラークはクラークの悪いところを煮詰めたような化け物なので変わろうとしているクラークを襲ったのだと思います。

最後にメアリーのstill lifeがいたことを考えるとバックルームに足を踏み入れた人間や物はいずれ取り込まれstill lifeが生成されてしまうのではないかと思います。

また人を襲うstill lifeと襲わないstill lifeがいるのも面白いですね。

まとめ

バックルームとは人の記憶や物体を不完全なまま生成しさらに不完全なまま増幅させる空間なのではないかと考えました。

クラークの言葉で記憶は思い出せば出すほど異なる姿に変わっていく、、みたいなのがあったと思います。

バックルームも記憶等を取り込んだ後生成を繰り返すことでオリジナルから乖離し、既視感はあるが気味の悪い空間を拡大させていくんだと思います。

続編が出るならまた楽しみですね。

ちなみに余談ですがバックルームってまさにAIみたいな印象ではあるものの今作の映画監督はAI肯定ではなく今作作成にあたってもできる限りセットを組み、リアルに撮影したそうです。

最後にさらっとあらすじまとめるコーナーを作っておきます(ざっくばらん記事が好きな人用)

さらっとあらすじ

家具店を経営するクラークは、店の地下に現れた「現実には存在しない空間への入口」から、黄色い壁と蛍光灯が延々と続く異空間バックルームズへ迷い込む。

クラークはそこで奇妙な空間や怪物に遭遇しながらも、次第にこの場所にのめり込んでいく。現実世界では離婚などで人生がうまくいっていなかった彼にとって、バックルームズは恐ろしい場所である一方、現実から逃げ込める場所にもなっていく。 

クラークを探してセラピストのメアリーもバックルームズへ入るが、そこでクラークと再会。

しかしクラークはすでにかなり変わっており、メアリーに自分の過去について語らせたり、現実を歪めるような言動を繰り返す。

そして現れるのが、海賊姿をした巨大な怪物「パイレート・クラーク」。

これはクラーク本人が変身した存在というより、バックルームズが人間を不完全に模倣して生み出した「Still Life」と呼ばれる存在として描かれている。クラークはその怪物を自分の一部のように受け入れようとするが、逆に襲われて死亡する。 

メアリーは必死に逃げ、最終的にバックルームズを研究しているAsyncの施設にたどり着く。

そこでフィルから、Asyncは以前からこの異空間を研究しており、バックルームズはクラークが偶然見つけただけの場所ではなかったことが明かされる。

メアリーは一応救出されたように見えるものの、自由に帰れる保証はない。

そして最後――

Asyncの尋問室とそっくりな空間がバックルームズ内にも存在し、そこにメアリーそっくりの存在がいる。

つまり、

「今いるメアリーは本当に現実世界のメアリーなのか?」

という強烈な疑問を残して終了。

メアリー本人が脱出できたのか、バックルームズが彼女までコピーしたのかは、映画では明確に答えを出していない。 

要するに、クラークは死亡。メアリーは脱出したように見える。でも最後の“もう一人のメアリー”によって、そもそも脱出したと思っている場所自体が本当に現実なのか分からない――という終わり方

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